Thursday, October 11, 2007

日銀の追加利上げ サブプライムが焦点

 日本銀行が追加利上げを見送ったのは、米低所得者向け住宅融資「サブプライムローン」の焦げ付き問題が国際金融市場に与える影響をなお見極めたいとの慎重論が大勢を占めたためだ。ただ、日銀は、国内経済の拡大基調は続いているとの判断を変えていない。交際費飲食 追加利上げのタイミングは、世界市場を覆ったサブプライムの霧がいつ晴れるかにかかってきた。(広瀬謙哉)

 日銀の利上げ判断を左右しそうな最大の要因は、サブプライム問題を受けて不安定な動きを続ける金融市場と海外経済の行方だ。とくにサブプライム問題をきっかけに住宅在庫の高止まりや住宅価格の下落などが鮮明になっている米国の動向が焦点だ。福井俊彦総裁も「米経済の下振れリスクが高まっているという認識は変わっていない」と警戒感を示した。

 ただ、最近の株高や雇用情勢の改善などから、市場の一部には、米経済の先行きに楽観論も浮上している。今回の利上げ見送りにただ1人反対した水野温氏審議委員は「サブプライム問題による金融市場の変動はリスク要因の一つに過ぎない」と主張した。

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